先発メンバーを外れて:【詩】いのちのうた

アスリートの方、同じ状況を体験している方へ。私の内側に響いてきたメッセージを詩にしました。

先発メンバーを外れて

くるおしくも
私がメンバーを外れたのは
なぜだろう

いつも努力してきたはずなのに
わけがわからない

寸分のくるいもなく
間違いなく
練習してきたはずなのに

私が先発メンバーを外れたのは 
何が原因だろうか

一寸先は闇 
離れた先に何がある?

ひと通りのことをしてみる 
その時間
誰にも分からないこの悩み

私に光がさすのはいつだろう?
このまま独り 暗い道?

私は自分に立ち返る
それは独りになる時間

今まで見えなかった柱が
でき上がる

そういうたとえが
あるかもしれない

今すぐでなくても
扉は見えてくるはず

焦らなくていい

ひとつひとつ ていねいに
自分のうずくまりを解く

過去のわれも 
未来のわれも 
今ここにいる

新しい壁を乗り越える
だからこそ私は 今ここにいる

何があっても大丈夫
苦しいわけではなく
未来の扉が開く約束がある

だからこそ今の私に 
今の状況があるのだ

私はここを脱していく
古い扉はもうこりごりだ

約束の扉を開くまで
前進あるのみ


作者の解説

この詩には、たとえ困難があったとしても、その状況を違った角度から見ることによって、新たな自分と出会い、現状を変化させていくことができる、という意味合いが込められているかと思います。

日常では本当にさまざまなことが起こります。
不安あり、嘆きあり、孤独感なども。
自分にしかわからない感情が体内に浮上してきて、安定していた心が、いとも簡単に乱れてしまうことがあるかと思います。

しかし、おそらくそんなときに大切なのは、自分の内側にある弱さに気づいてあげることかもしれません。
潜在意識に眠っている過去のトラウマや感情は、不意に日常の出来事をきっかけとして、浮上してくるものです。偶然起こっているかのように捉えられますが、実は、それは自分の奥深くから呼び声でもあります。言ってみれば、「ここを調整してほしい」という、本来の自分からのサインです。

だからこそ、たとえ先発メンバーを外れ、落ち込むことがあったとしても、その先につながっている日常があります。大切なのは、状況を捉えて、「この日常が引き起こされているのはなぜだろう?」と自分自身に問いかけ、内側に意識を向けていくことです。

日常で体験することを通して、自分の弱い箇所(ケガをしやすい部分も含む)を見つめることができれば、その奥に潜んでいる要因となるものをひも解くことができます。

いち、にの、さんで、新たなドアが開かなくても、あせる必要もありません。
おそらく、一人ひとりにとって、自分自身を再調整するために、もしくは自分をさらに確立していくために、新たな才能を引き出していくために、大切なことが必然のタイミングで起こっているのでしょう。

不調の波が訪れても、それをきっかけに自分自身を見直し、原因を見つめていければ、結果的に新たな自分自身に出逢うことができます。




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