第二幕 颯爽とドライブに行きましょう。


関越自動車道。窓を全開に開けて、さっそうとドライブ開始。

窓から吹き込む風が最近の心のうっせきを取り払ってくれるかのようで、ご機嫌な快走ドライブ。
天気も絶好調で、秋晴れの空が心の中をさらに晴らしてくれる。

佐久インターで高速をおり、しばらく道なりに美ヶ原高原へ。
遠くに見える山々の景色を見ながら、気になるのは道路標識に出てくる「中山道」という文字。
中山道〇〇宿という看板も目に入ってきた。
あ~、今晩はこういうところに泊まってもいいか。

少しずつ山道へ。


でもなんだか行く先に段々と雲がかかってきている……あんなに晴れていたのに…
「大丈夫か?美ヶ原?」 と心の中で不安もよぎり始める。

進めば進むほどに霧までが濃くなっている……
確かに「美ヶ原高原にいらして」と聞こえてきたんだけどな。
直感を信じて進むも、進めば進むほど、さらに霧は濃くなるばかり……。
ネットも接続しにくくなってるし、やばい、不安だ……。

霧の濃さは美ヶ原高原に近くなればなるほどに濃くなるありさま。
5m先が見えるか見えないか、そんな異空間みたいな感覚。

ようやく目標としていた美ヶ原高原美術館の駐車場に到着!
しかし、周りは全く見えずに、美術館がどこにあるかもわからないほどの濃い霧。

駐車場に泊まっている車は、他に3台。
そのうち、二台の車が父の出身である水戸ナンバー!
「ほう、水戸かあ~。安心する~」…じゃなくて美術館(笑)!
でも、この濃い霧じゃ美術館を探すことさえできない。

仕方ない。美術館をあきらめて諏訪湖へ向けて出発するか。


…あれ?


3台の車の横を通り過ぎていくと、3台目の車の脇に女性が1人佇み、雨がっぱを着てこっちを見ている。
しかもこちらに向かって微笑みかけているように。
その場にいる人が普通に微笑みかけているような感じではなく、とても印象的な感覚。

大きなものに包まれていることを知らせてくれるような…

「こんな濃い霧の中にいるように感じるかもしれないけど、安心感の中にいてくださいね。わたしたちが見ていますから。」自分の内側にやってきたささやき。

そうか。うん、そうだ!前に進もう!

高原を下りていく途中、小さなドライブインに入るとすでに15時。

やばい、今晩の宿をまだとっていない…

検索してみると、目当てにしていたホテルはものの見事に全部埋まっている。
どうしよう…
そのとき目の前にポン!と入ってきた宿があった。
選んでいる暇はない、少し高めだけど、えい!詳しく調べもせずに、とりあえず予約。ようやく一安心♪


しかしこの宿。
後で気づいたことですが、温泉に入りながら諏訪湖を一望できる宿で、数年前にこの宿に泊まりたいと思っていた、
まさにその宿だったのです。
さすがだな~笑!(^^)!



美ヶ原高原から諏訪湖 約40km



第三幕へつづく。

2019年04月06日