「沖縄の海に軽石が漂着しているんだって」
「え?」
「海底火山がどこかで噴火して、その影響で軽石が沖縄の海に流れ着いて、けっこう被害があるみたいだよ」
「なるほど…」
これは、昨日の朝、妻と話していた内容です。
何気ない会話だったのですが、私にとっては重要なメッセージが含まれていました。
普段だったら、聞き流してしまうこともあるのだけれど、聞き逃さなくてよかった(泣笑)
妻から情報を教えてもらった瞬間に、心の中ではこう思っていました。
これは、人間に起こる現象と似ている。潜在意識から、私たちにわかる形で物事が現れてくる、その現れ方に似ていると。
起こった現象から私が気づいたことを書きつづってみます。
少しネットで調べてみると、今年の8月に小笠原諸島の近くにある海底火山が噴火し、それにより現れた軽石が、10月中旬に沖縄周辺に漂着したみたいです。
軽石が漂着した島や港の周辺では、それらを除去しなければならない状況で、軽石により漁業をする船にエンジントラブルが発生する可能性もあり、かなり大変であったようです。
そして私が気づいたこと
海底火山が噴火して、噴火した内容物が私たちが目で見てとれるような形になる(軽石が漂着した)過程は、私たちの内側の状況にも非常によく似ています。
海底火山の噴火によって現れた軽石は、2〜3ヶ月海の中を漂っていましたが、沖縄周辺に流れ着き陸にあげられたことによって、私たちはそれらを目で見ることができました。
一方、私たちの内側からも、少しずつ表に現れてくるものがあります。たとえば、修正が必要なことや、捉え方を変える必要のあることなど。その場合、各種の症状となって身体に現れてくることも多くあります。
私たちの内側(潜在意識)にあるもの、たとえば見直すと良いものや、過去からためてきた感情は、私たちにとって必要なタイミングで表に現れてこようとします。
そして私は、つね日頃から以下のように思っています。
先ほど案内したような自然現象(地球の大いなる動きなど)は、私たちの内側で起こっていることと密接に関連していて、私たちにとって必要なことを気づかせてくれると。
このようなことは、個人レベルだけでなく、会社や社会組織などでも同じようなことが言えます。
軽石が、沖縄に漂着してそれらを私たちが目に見える形で捉えられたように、個人レベルでは各種の症状が身体に現れることによって、何が自分の内側から現れているのか、今自分にとって何が必要なのかなど、知るきっかけを得ることができます。
一方で会社など大きな組織では、修正した方が良いことが、何かしらの形を伴って表に現れてきて、スタッフの誰かが状況の変化や、起こっている現象を見て気づくことができるかと思います。
大切なのは、水面下にあるものが現象として現れたときに、それを察知することです。
「察知する」とは、「察して知る」ということであって、「なぜ、このようなことが起こったのかな?」と、起こった現象に意識を向けていくことを、ここでは意味します。
現れてきたものを察知することが大切な理由は、それが自分自身の内側からやってきている「サイン」であるからです。何かを捉え直した方が良いときこそ、そのようなサインは、自分の内側から立ち現れてきます。
一方で、会社組織に関わることであれば、それに関わる一人ひとりの中で、何かしらの気づくためのきっかけが現れるかと思います。
そして、それらを見て見ないふりをしていると、そのサインは私たち一人ひとりが気づけるように、おのずと膨らみを持って大きくなっていきます。
海中にある軽石を除去しないでいると、漁船などにエンジントラブルが発生しかねないと、先ほど書きましたが、この点に関しても私たちの内側で起こることと似ています。
修正した方が良い点をそのままにしていると、どこかで立ち止まってそれをやり直さなければいけなくなること。また、疲れているのに仕事ばかりしていると、体調を崩し、半ば強制的に仕事を休まなければならなくなる、このような状況に似ているのです。
だからこそ水面下から現れてきたものを確認できたときには、それらに対し何かしらの対処をしていく必要があるのです。
「今日のポイント」
自分の内側から症状などが現れてきたとき、または会社のような組織の中で気になる事柄が出てきたときには、それらを察知し、意識を向け、適切な対処をしていくことが大切です。
今日の内容は以上になりますが、この先の内容、「潜在意識から立ち現れてくるものに対し気づき、それらを癒やしていくことの大切さ」について興味がありましたら、以下のページをご覧ください。
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