最近、20代の男性と接する機会があって気付いたことがあったので、それをもとに今日のテーマ「疲労の蓄積があっては最大のパフォーマンスは望めない☆内面観察が重要」について書いていきます。スポーツコンディショニングにもつながる内容です。
彼は、物流関連の仕事をしていますが仕事の内容を覚える速度も人より早かったようで、日々元気に過ごしているように見えました。しかし、彼の内側を観察していくと、実際には、身体にかなり負担がかかっていることがわかりました。
ちなみに私は、人の内側にある疲れ、もしくはため込んでいる感情などを引き受けやすい特質があります。
そのため、子どもの頃からとても疲れやすい状態にありました。しかし、身体の研究をするようになり、今まで自分が感じていた疲れの半分以上は自分のものではないことに気づいたのです。そして、他の人から自分に入ってきてしまう疲れや感情的なエネルギーなどを観察し、浄化(解放)する手法を作り出しました。
私は、日々この手法を使って自分の心身の状態を調整しています。ほぼ毎日で、大変なときもありますが、この作業は様々な手法を作り出す研究にもなっているため、私にとって欠かすことができません。
今回は彼と時間を共有し、話をした数時間後に、身体(特に腰のあたり)が重だるくなってきたため、呼吸法をしていきました。最初は、なぜ私に症状が出ているのかわからなかったのですが、呼吸法を重ねていくと、彼が体内にため込んでいた日々の疲れが私の内側に入ってきたからだとわかりました。
その時に捉えた内容は以下の通りです。
- 身体にたまる全体的な疲れ。
- 重いものを持つ、または運ぶ仕事でもあるため肉体的に腰を中心に負担がかかっている。
- 自ら進んで仕事をこなしているが、自分がやらなきゃと思っている(本当にやりたいと思う仕事ではないけれど)
上記の内容は、日々仕事をしている数多くの方にも同じように当てはまるかもしれません。
私は、呼吸法をすることで人から引き受けたエネルギーをこのように捉え、現れている症状を解消していくのですが、今回は呼吸法の最中に以下のことも、ふと感じました。
たとえば、一般的な仕事の場合、身体にたまっている疲れがあっても仕事はこなしていけます。しかし、これがアスリートの方などの場合は、パフォーマンスの質に影響するのは明白です。私が自分の身体を通して体感した20代の彼の疲れ(のエネルギー)は、けっこう比重が重いものでした。呼吸法を使い、それを解消するのにもそれなりに時間がかかりました。
呼吸法の最中に捉えことをもう少し掘り下げて書いてみます。
まずは、いくら若い世代でも、疲れが完全に抜けきらないほどに練習を重ねるのは良い結果を生まない。疲労がたまっていると、本番などでその人がもっている最大限のパフォーマンスを引き出すことは難しいでしょう。
しかし、一発勝負の本番と、たとえば、長期的に試合を重ねるプロアスリート(サッカー、野球、バレーボールなど)の方の場合などでは、それぞれに状況が異なるため、判断が難しい場合もあるかと思います。
だからこそ私が勧めるのは、呼吸法を日々使い、内面観察をしていくことです。
若い方は比較的体力の回復も早いため、疲労がたまっている感覚があまりないかもしれませんが、今回、私が呼吸法をしている最中に捉えたのは、実際には想像以上に疲労が体内に蓄積している可能性があるということです。
呼吸法を日々くり返していくと、写真に写っている自分を見るかのように、客観的に自分の内側の状態を理解する、または捉えることができるようになります。
たとえば:
なぜ、今、身体が重いのか。
各部位に痛み、もしくは違和感があるのか。
思うように結果が出ないのか。
気分にムラがあるのか。
ここでお伝えしている呼吸法は、主に「ハートの呼吸法」のことを指します。
詳細については以下のリンクをご覧ください。わかりやすく図解も使って案内しています。
【更新】ハートの呼吸法について:効用とその仕組み
それでは次に、なぜ疲労がたまりやすいのか? について、「意識」の観点から案内をしていきます。
今日の例で言うなら、「自ら進んで仕事をこなしているが、やらなきゃと思っている」の「やらなきゃ」という意識についてです。
「やらなきゃ」という意識は、意外と身体に負担がかかるエネルギー(疲労感)を体内に生み出します。この意識の状態で長時間、仕事や家事、練習を重ねた場合とそうでない場合は、身体の状態にそれなりの違いが生まれます。
仕事や家事を「やらなきゃ」と思ってこなしていくのは、私自身もそういう状態になることも多々ありますし、ある意味、仕方のないことだと思います。それでも、意識(自分の内面:心、考え)の状態を整えることが非常に重要な場合もあります。
意識というのは、抱いた瞬間にエネルギーとなって、体内に流れ始めます。そして、ネガティブな意識ほど比重が重く、疲れ、だるさ、重さなどで体感できますが、それにより思うように身体を動かせなくなります。反対に、たとえば、意識の状態を明るく保てたときは、肉体的に疲れる度合いは低くなり、パフォーマンス(仕事や家事も含め)の質は上がります。
そのため、自分の意識(内面の状態)の状態を客観的に知ることは大切と言えます。今日の例で言えば、疲労をよりためないように自分を観察することです。まずは「気づく」ことによって、自分の意識の状態を変化させることができます。意識が変われば、疲労の度合いも変わります。それにより、仕事や試合の結果、身近な人との関係性にも良い変化が生まれていきます。
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