2021年の指標、流れ、個人と社会の変化について

今年を占うことにもなりそうですが、私のハートを通して届いてきたメッセージを書きつづります。途中で私自身の思いを書き込んでいる部分もあります。

個人と社会、丸ごとの変革の年

まず大きな社会変革。これがキーポイントになります。
そして、個人の意識の変調。変調とは、簡単に言うと「調べが変わる」と言う意味です。とらえること、感じること、目の前に映る現象をどうとらえていくか。このようなことが変わっていくということです。

全体的にすべてのことが映し鏡です。社会で起こっているように見えることも、実際は自分の内側で起こっていることと隣り合わせになっていて、まるで鏡で見せ合っているような感じなのです。

あの人のことがどうしても気になる、攻め込みたい。そのように思うときは、おそらく自分自身の中に同じようなものがあるかもしれません。大切なのは、矛先を少しずつ自分の内側に向けていくことです。なぜなら、外側を見て気になっていることは、同じようなことが自分の内側にあるからです。

社会の変革が起きているということは、自分の内側でも同じ位の変革が起きているということです。
たとえば、社会に属する一人一人は、身体でいうと細胞の集まりのように捉えることができます。細胞とたとえられる一人一人が社会の中できめ細かくなっていくと、どのようになるでしょうか? 細胞は人間の核、器官、内臓、そして人間全体を作っていきます。一人一人がきめ細くなるということは、人間の集まりで形成される、社会全体の動き、またはあらゆる組織、形態がきめ細かいものに変容(変化)していくということです。

この変化はなぜ起こるのか。

これは簡単に言えることではないですが、一言で言えば、時の流れです。人間が成長していく段階で、ある時を迎えると、急激に変化する人もいると思いますが、今の時代においても同じようなことが言えます
また、この地球全体で起きている変化は、たまたま起きているのではなくて、大きなバランスの中で起きていることでもあります。「おのずとその波に飲み込まれていく」というように感じることが多くなると思いますが、これはある意味、必然的な変化である、とらえることもできます。

少し難しい言い方になりますが、私たち一人ひとりの意識が集まった集合意識の中では、この変化の道のりを歩んでいくことが、大きな意味で取り決められている感じになっています。だからこそ、この変化の波を押し戻すことは、ある意味、無理があります。

この状態は、大きな川の水量が流れて行く方向をイメージしていただけると、わかりやすいかと思います。川の中にいる微生物や生き物一つひとつが、同じ川の流れの中にいるような感じなのです。

今年はすでに大きな流れの中にいます。
以前とは違うところを流れています。景色もすべて変わっています。人によっては、滝つぼに落ちるように、または激流に飲み込まれるように感じる方もいるかもしれません。川の状況といってもさまざまありますから、おだやかに澄み渡る状況の中を流れていく方もいるでしょう。

意識を自分に向けていくことが重要

体内の変化に意識を向けること。
個人の流れとしてはこの部分が非常に大切になります。過去に体験した苦しかったことや悲しかったこと、さげすむ感情や不安感など、このようなネガティブにも思える内側の取り残されている問題が、一人ひとりの内側の中から浮かび上がりやすい状態になっていきます。

なぜなら、先ほども案内したように、一人ひとりの意識の状態が変化していく、きめ細かくなっていくように、全体的な流れが起こっているからです。日常的にさまざまなことに対して違和感が出てくるでしょう。今までと違うやり方を求めるようにもなってきます。生き方を方向変換したいという気持ちも芽生えてくるでしょう。まるで違う流れが訪れてくる人もいるかと思います。

変化の波はそれぞれ

大切なのは、一人ひとりの流れは同じではないということ。
全体的な流れは、変革に向かっているとしても、一人ひとりの変化のスピードやそのタイミング、また変化の種類みたいなもの、内容までも違うのです。だから、自分と人とを比べることはしないでください。それぞれの人生の中に、それぞれのペースとテーマがあります。

扉の開け方が大事

多くの人たちの中に、全く違う意識の扉が組み込まれていくかのようです。その扉は、今までとは違って反対側にあるかのように感じるかもしれませんが、そちらの扉を開けるように意識を向けてみてください。

コップに入っている透明の水の中に、明らかに違う色の液体がスポイトから落とされると、色の違いが明らかにわかります。それぐらいに私たちは、明確に違うものを意識しはじめます。

押し戻そうとする古い意識を知覚する

また、自分の内側にあるネガティブな感情は、違う扉を開こうとする自分を追いかけてくることもあります。「そっちの扉を開くと危険だよ」「あなたにはふさわしくない扉だよ」と。明るく光が差し込む扉があるにもかかわらず、過去の扉に引きずり込まれていくこともたびたびあるでしょう。

しかし、それでも良いかと思います。一つ一つの体験を通して、少しずつ修正していくこと自体が大切です。急に方向変換はなかなかできないもの。自分の内側をちょっとずつ垣間見ることから始めてみてください。

変化が現れているときは、やたらとスピードを出しすぎないこと、これもまた重要になります。変化に対応できない自分が自分自身の中にある、ということも理解しておくと良いかと思います。

「いつくしみ」の大切さ

私が案内している「いつくしみ」とは、受け入れる、理解する、共感するという意味合いがあります。

具合が悪くなる、身体の各部位に痛みが発生する、気持ちのコントロールがうまくいかないなど、人によっては多くの症状が現れてくることもあるでしょう。しかしこれは、内側に潜んでいた問題(過去の体験にまつわる事柄)が見直して、温め直してもらいたいからこそ、表に現れてくるのです。
その時こそ自分を「いつくしむ」ことを忘れないでください。自分の内側に現れている症状が、何が原因かはわからなくても、実際に自分がため込んできたものが現れてきているのかなと、共感する心をもってみてください。

変化の時期に大切なこと

何かが大きく変わっていくときは、修正ポイントに気づき、受け入れ、それを見直す、ということが大切であり、優先すべきことです。

急いで変える必要はありません。ときにはゆっくり時間をかけ、内側の問題と向き合うことも大切です。過去をふり返りながら、過去の自分に優しい風を送ってあげると(よくやってきたことをほめてあげるなど)、現実の中での方向変換をしやすくなっていきます。新しい方向に向かう自分に対して、足を引っ張るもう一つの自分の意識が安らいでいくのです。


長くなりました。
この文章のどこかに、みなさんにとって助けになることがあれば幸いです。

らいおんハートX Visionでは、この意識変換の時代に向けて、長い間準備をしてきました。ホームページで案内している各講習はそのためでもあります。

詳しくは、各クラスの案内ページをご覧ください。各講習は、この先に行くために扉のような役割をします。どの扉を開けたら良いか、その扉自体がよくつかめないときに、「ここに扉があるんだ」「この扉を開ければ良いんだ」とわかるようになっていきます。

このような新たな扉に向かい、らいおんハート X Visionではさまざまな形態に対応していくことを考えています。マンツーマンで講習を受けたい方、一つのチームや団体ごと、講習を受けたい方もいるかと思います。それぞれのご要望に合うように、検討できます。遠慮なくご相談ください。


2021年がすべての人にとって良き年となりますように。
2021年2月12日旧暦元旦

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