ハートの呼吸法の効用とその仕組み

このページでは、ハートの呼吸法の効用とその仕組みについて、順を追って案内してきます。

「ハートの呼吸法」とは

ハートに意識を合わせることによって生まれる調整力の高いエネルギーを、呼吸とともに体内に循環させていく手法です。

どんなことに活かせるのか

  • 何か作業をする前に心身の状態を整え作業の能率を上げたいとき
  • 人の言動や日常の出来事により、意識が不安定になってしまうとき
  • 考えすぎて出口が見つからないとき
  • 人との関係がうまくいかないとき
  • 将来のことや今の活動に対して悩むとき、など

日常を生きていくうえで活かせない場面はないくらいに、数多くのことに活かせます。

そもそも「ハート」とは何?

「ハート」とは、愛そのものであり、一人ひとりの内側に備わっているもの。また、エネルギー的な質を帯びており、これを一つの「意識」として使っていけます。

意識は瞬時にエネルギーになる

ここで案内している「意識」とは、思う、考える、感情を抱くなど、「自分の内側の意識の状態」を指しています。そして意識は、どのようなものであっても、瞬時にエネルギーとして発生し、体内を循環します。(周りにも影響を与えます)

たとえば、不安、恐怖、怒りなど、ネガティブな感情(意識)は比重の重いエネルギーとなり、その場の思考の状況や、仕事や勉強の能率、身体の動き、パフォーマンスの質に深く影響を与えます。
以下の図をご覧ください。

図1 身体とオーラ


人の身体には、上の図のように、オーラというものが誰にでも備わっています。人の身体は、このオーラと重なり合うように存在していて、意識により発生したエネルギーは、オーラと身体に同時に流れます。または、オーラから身体に、一定の時間をかけて移り込んでいきます。

たとえば、「なんで自分は何でダメなのだろう?」と思ったとすれば、その意識によるエネルギーが以下の図のように体内に生み出されます。

図2

意識とは「素材」

日常ではさまざまなことが起きるため、そのたびに内側がゆれ動き、安定しないことがあるかと思います。ネガティブな意識で作り出したものは、以下のように、心身の状態や現象の現れ方、意識の使い方に大きな影響を与えます。

  • 身体の状態:動きにくさ、重さ、各種症状
  • 現象:物事がうまく動かない、人との関係性が良くならない
  • 意識の使い方:自分の将来に対して不安がつのる、など

そのため、「意識の使い方」が非常に大切になります。自分の意識で作り出したもの、思い、感じ、志すもの、これらが自分の身体に深く影響を与え、大きく言えば、人生を形作る素材となっていくからです。

ハートの意識を使う

そのため、らいおんハート X Vision では、自分自身のハートに意識を合わせていくことの重要性を伝えています。なぜなら、ハート=愛のエネルギーには、以下のような作用があるからです。

  • 人の意識を安定させる。
  • 不安定な部分を調節し、人の気持ちを前向きにする。
  • 意識の状態を中庸(リラックスして力が抜けている、まっさら、プレーンな状態)にする。
  • 仕事や活動、家庭生活において安定した土台の役割をする。
     :何かを考える、作る、企画をする、話しをする、助言をする、相手の話を聴く、パフォーマンスの質を高めるなど

以下に、ハートのイメージをつかみやすくするため、簡単な図を案内します。


図3


内側の意識が、ハートに向いているとき、言いかえれば愛の状態にあるときは、ハートは、上の図のように、胸の中央の内側から放射するように広がります。

いっぽう、不安や否定的な思いをもつときなどは、ハートは小さくしぼみ、雲に覆われたかのようなうす暗い感じになってしまうでしょう。(以下でも案内していますが、ここで案内しているハートとは、ハートチャクラのことも含んでいます)

人がもとから備えている愛の領域

意識の使い方によって、私たちは瞬時にその意識の次元につながります。不安になれば、そのエネルギーが瞬時に体内に生まれ、そこから生まれる思考も「不安」がベースになってしまうのです。要するに明るい未来が見えにくくなる、ということです。
このようなときにこそ、ハートの意識を使っていけるように案内をしています。

意識の状態が安定感のあるものに変化すれば、思考の状況や、それに応じて心身の状態、物事への対応の仕方も変化します。

ハートの意識を使うというのは、具体的に言えば、胸の中央に意識を合わせていくような感じですが、このように意識的に自分自身を調整できる「ハートの意識」を使っていくことができます。この意識の使い方は非常に有効であり、生きていく上での土台となります。

ハートの呼吸法の重要性

前述のように、日常の意識の状態は、さまざまな出来事によっていとも簡単にゆれ動くため、安定させることが難しいかと思います。
また、不安な状態でいると、不安のエネルギーにより心身全体が包まれるため、安定する意識(ハートの意識など)に切り替えようと思っても、なかなかうまくいきません。

このようなときにこそ、ハートの呼吸法を意識的に使っていくことが大切です。

以下の図をご覧ください。これは、図2の状態からさらに、ネガティブな意識が増幅していった結果、意識によって生み出されたエネルギーにより、身体とオーラが包まれている状態を表しています。


図4


このような状態では、考えることや思うこと、行動の仕方、活動内容に大きな影響を与えることになります。しかし、ハートの呼吸法をおこなっていくと、心身の状態は以下の図のように調整され、身体の感覚としては、落ち着く、リラックスする、または軽くなっていきます。


図5


習得には毎日の積み重ねが大事

基本的にこのハートの呼吸法は、1回習えばすぐにできるようになるものではなく、ある程度の習得(練習)期間が必要です。基本的に、講習を受ける方には、ハートの呼吸法を習得するために最低1か月間は毎日実践を重ねていただいています。
その理由は、「自分自身のハート」を育てていくことが大事だからです。花を咲かせるためにはその土壌が大事なように、少しずつ意識をハートに向けていき、ハートという土壌を作っていくような感覚が大切です。

ハートに意識を合わせることに慣れてくると、いつどこでも、ハートの呼吸法が使えるようにもなり、それぞれの活動内容に合わせて無限に活かしていけます。

ハートチャクラとは

人の内側、頭頂部と股の間(会陰)を結ぶライン上には、7つの主要なチャクラが存在しています。チャクラとは目には見えにくいですが自由に形を変える球体のようなものです。下の図を参考にしてください。

図6



チャクラは、気のようなエネルギーが出入りする場所であり、7つそれぞれに個性があります。そして、胸の中央にある第4チャクラを、ハートチャクラと呼びます。

基本的に、ハートにつながっていくとき、このハートチャクラが助けになります。普段は目に見えなくても、人の内側に存在しているハートチャクラは、意識の向け方により、少しずつ動く、もしくは回転し、形や大きさも変化します。

ハートの呼吸法をどのようなときに活かせるか

  • 文章、もの書き、キャッチコピーを考える、作詞作曲をするとき
    意識の状態が安定し、自分の本質からの言葉などを受け取りやすい状態になる。
  • 企画やアイデアを生み出していくとき
    自分や周りにとって、よりよいものを生み出しやすい状態になる。
  • 仕事が煮詰まっているとき、物事がうまくはかどらないとき:
    内側が整理され、おのずとどのように進めたらよいか発想が浮かびやすくなる。
  • 家庭生活、育児、子育て、夫婦関係に
    不安になる、冷静さを欠く、つい怒ってしまうときなど、自分が安定することにより、家族間のもめごと、いやな雰囲気が少なくなる。どうしたらよいか、答えを見いだしやすくなる。
  • アスリートの方、演奏者の方、歌手の方、俳優の方など表現をする方に:
    日々の自己管理、調整、ケガからの回復。不振の原因を見いだしやすくなる。自分の本質的な才能が現れやすくなる。本番での安定性を作り出せる。プレー、パフォーマンスの質を高める、など。
  • 自分自身の自己管理、日々の調整に
  • 自分の進む道を明らかにしていきたいとき
  • 答えを自分の内側から受け取っていきたいとき
  • エイジングケアに

その他、以下の内容にも活かせます。

  • 自分の才能発掘に
  • 将来の夢を実現するために
  • 潜在意識につながりやすくなるために
  • マインドフルネスの作用をさらに効果のあるものにするために

潜在意識について

以下の図をご覧ください。

図7



潜在意識には、基本的に以下のものが存在していると、私は伝えています。

  • 個人の才能や特質
  • 人生の設計図
  • 生まれる前からすでに知っている知恵
  • 過去の感情やトラウマ、など

ハートに意識をおいて、日常を過ごすことが多くなると、自分の内側での対話が習慣になり、奥深くに秘めている自分の本質的な部分を見いだしていけるようになります。ハートの呼吸法は、そのためにも必要不可欠であり、基礎的な手法です。これらはすべて、私自身の体験を通して捉え、数多くの方に案内してきた内容です。

ハートの呼吸法を学びたい方はご連絡ください

個人、各学校、企業研修、団体競技など、それぞれのニーズに合わせ、ハートの呼吸法の活かし方を案内できます。講習を受けたい方は、お問い合わせのページよりご連絡ください。また、団体の方で事前に相談をしたい方は、事前相談のページをご覧ください。


参考

潜在意識についての詳しい内容は、以下のページをご覧ください。
潜在意識とは

また、ハートの呼吸法の簡単な活かし方として、以下のページも参考にしてください。

始業前の5分間:ハートの呼吸法の活かし方(1)


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