私が伝えている潜在意識について
私たちが普段生きている中で知っている自分とは、本来の自分自身のうちの、ほんの一部分にすぎません。下の図のように「氷山の一角である」と言っても過言ではありません。
「本当っ!?」と思う方もいるかもしれませんが、私たちが捉えている自分自身とは、この図で表しているように小さな一部分でもあります。

潜在意識とは、シンプルに説明しますと、字のごとく「潜んで存在している意識」であり、普段の日常の中ではなかなか理解しづらいものでもあります。しかし、この潜在意識にこそ、その人自身の存在価値や意義が含まれています。
私は自分自身の体験を通して、潜在意識には以下のものがあることを知り得てきました。
- 人生の設計図
- 個性や才能
- 生まれる前からすでに知っている知恵
- 過去の感情やトラウマ
そして、この内容を多くの方に案内していくことにより、体系化し実証してきました。私が潜在意識の内容をつかんでこれたのは、自分の内側のハートを通して、一つひとつを見てきたからです。
ハートのついての詳細は以下のページをご覧下さい。
「ハート」とは:特質と機能について
ハートに意識を向け潜在意識を捉える
以下の図をご覧ください。

ハートに意識を向けていく感覚は、海女さんが海に潜っていく様子に似ています。潜在意識の深い部分にあるものは海の底にあるようでもあり、見えにくく、気づきにくいものです。しかし、ハートに意識を向け呼吸法をしていくことにより、その大切な情報を捉え、知っていくことができます。
また一方で、日常では数多くのことが起き、私たちはその出来事を通してさまざまなことに気づくことができます。
たとえば、同じことを何度も体験する、もしくは、過去に体感した感情が何度も浮上してくるなど、あるかと思いますが、このようなことは潜在意識にある未解決な問題がおのずと表に現れてくるからこそ、体験(体感)するのです。
私の体験からの案内(どのように潜在意識を観察してきたか)
先ほども案内したように、私は自分自身の潜在意識をひと通り見て(観察して)きました。ここでは、私の場合、どのようなものが潜在意識に埋もれていて、それをどうやって観察し日常で活かすようになったのか、私の実例をもとにできる範囲で案内します。
人生の設計図(未来の夢)
私は、33歳になってから自分の内側を通し、深く対話をするようになりました。そして30代の後半から、さらなるステップを踏み、以下のように新たな夢を実現していきたいと思うようになりました。
- 英語を使い海外の人と仕事をする
- 新たなパートナー(結婚相手)と出会う
- 本(教科書を作品として)を出版する
- 自分で作詞作曲をし、歌のワークショップをする
上記のものには、私の個性と才能、そして自分の内側に秘めている知恵が含まれており、これらを実現していきたいと強く思うようになったとき、現実感をもっておのずと現れてきたのが、過去の感情やトラウマでした。
自分の内側を開くために見つめる過去
私がこの4つのことを実現するためには、過去に生きていた世(過去世)の体験をじっくり観察し、その当時のトラウマを深く癒やしていく必要がありました。
たとえば、歌や音楽のことに関して言えば、私は子どもの頃から音楽に関しての才能は「ない」に等しい状態で、音痴でもありました。しかし、あることがきっかけで2012年に声楽の教室に通うようになり、そのころから音楽に関してトラウマと向き合うようになりました。声楽を2年半、その後、ピアノのレッスンに約6年通い、その中で、自分が音痴になった原因の多くは、遠い過去世でのつらい体験にあることを突き止めました。そして、時間をかけ、その当時の感情に意識を向け、癒やしていったのです。
音程をとれず、リズム感もまったくなかった私が、自分自身の潜在意識にある音楽に対するトラウマに気づき、それらを一つひとつ癒やしていくことによって、自分で書いた詩に音符を乗せ、自分で楽譜を書くまでになりました。さらにはその楽譜を使い、歌のワークショップを開くようになったのです。
現在は、そのワークショップをおこなっていませんが、自分自身の内側に潜んでいたトラウマや感情を癒やしていくごとに、私が歌に関して「すでに」持っていた才能は、今でも開かれ続けています。
「すでに」とはどういうことなのか、簡単に案内します。
とくに人前で歌やピアノの演奏を披露することになったときに、内側に潜んでいた強いトラウマが浮上してくるのを体験し、私はその感情と向き合わざるをえなくなりました。しかし、そのおかげで、自分の深い部分に眠っていた過去世での体験を観察することができたのです。
私は、何百年も前にヨーロッパで、ピアノを使って自分で作詞作曲をし、人前で歌やピアノを披露していました。しかし一方、その過去世で、音楽を通して非常に大きな心の傷を負ったことにより、「二度と音楽をやるものか」と、その才能を封印してしまったのです。
今世において私が音痴だったのは、まさにこの「トラウマ」が原因だったのですが、過去世での自分の生き様を知ることにより、もともと自分の内側には音楽の才能があったことを知ることができたのです。
今世を生きている私にとっては、人生で一番苦手だと思っていたものが音楽であり、40歳も目前になりそれを習い始めるというのは、いわばゼロ以下(音痴という状態)からのスタートだったのです。しかし、そのトラウマを時間をかけて癒やしていくことにより、障壁(ブロック)となっていたものが外れ、自分がすでに持っていた才能が少しずつ目覚めていき、今では上手に歌を歌えるようになりました。
私がここでお伝えしたいのは、
人の潜在意識にはどのような才能が眠っているかわからない。そして、今自分が表現している才能があったとしても、それがどこまで伸び、開かれていくのかは、わかりえないということです。
下の図をご覧ください。

日常の自分が自分のすべてだと思っていても、この図のように、伸びしろは非常に大きいのです。一人ひとりの本来の自分自身とは、非常に大きな存在であり、価値は計り知れません。
ここでは、私の音楽の体験をもとに、潜在意識の解放の仕方の実例を案内しましたが、他の3つについても深く長い物語があります。ここではスペースに限りがあるため、すべてを案内することはできませんが、今後少しずつそれらについても紹介していく予定です。
ブロックを外して潜在意識にあるものを開放していく
潜在意識にある過去の感情やトラウマは、もちろん過去世のものだけではありません。私たちが今世で、とくに幼少期以降に体験してきた感情やトラウマ(インナーチャイルド)なども、潜在意識には眠っています。そしてこれらは、私たちが人生を歩んでいく中で、必然的に内側から浮上してきます。たとえば、どのようなときなのか。以下の内容を参考にしてください。
- 本当の自分を知る
- 人間関係を通して自分を見直し新たな人生を歩んでいく
- 夢を実現させる
- 苦手なことを克服する
- 自分の才能をさらに伸ばしていく
大切なのは、このようなことを本来の自分自身は望んでいるため、日常ではさまざまなことが引き起こされる、ということです。たとえば、身近にいる人を通して。とくに夫婦間や子ども、両親との関わり合いの中で、もしくは、職場やさまざまな活動を通して、自分の感情をえぐられるように感じることもあるかもしれません。
しかし、浮き上がる感情のポイントを見定め、そこにはどのようなものが潜んでいるのか、また、それが自分自身を見直すために浮上してきていることを理解できれば、その体験自体に感謝することもできます。
私の体験から言いますと、自分の内側に眠るトラウマや感情に理解を寄せ、それらを癒やしきっていくことにより、日常の展開は大きく変化していきました。私にとっては、それが本の出版であり、海外の人と仕事をするために英語を事前に習得すること。また自分を見つめることにより、自分にふさわしい相手と出会い、結婚生活を通して自分を磨いていくことでもありました。
たとえば、ただ本を出版するだけではなく、書きつづる文章にも大きな変化が表れてきました。自分の研究内容を公表していくことに対して、ブロックをかけていた重い感情を癒やしていくことができたため、今ではより楽に、そしてスムーズに表現したい内容を書きつづることができています。
そしてさらには、健康だけでなく顔の発色や立ち姿など外見的にも、より良い変化が表れています。自分の内側にあるトラウマや過去の感情を癒やしていくことによって、実際に目に見える形で良い影響が現れてくるのです。
どのような手法を使いここまでたどり着いたか
基本的に、以下で案内している「自分のための卓越した調整法(①~③)」として伝えている内容を日々積み重ねてきました。すべてを習得するまでには時間(数年間)がかかりますが、人それぞれの状況に応じ、必要な分の内容をお伝えしています。以下の内容を参考にしてみてください。
①基礎クラスで伝えている内容
- ハートの呼吸法
- 「いつくしみ」の意識の使い方、そのエネルギーの扱い方
- 問いかけの手法
:基礎クラス
②応用クラスで伝えている内容
- 作用性の高いエネルギーを体内で発生させ、扱う技術
- 深い部分にある感情やトラウマを調整、癒やしていく技術
- あらゆることに活かせるエネルギーの作用を応用させる意識の使い方
:応用クラス
③カウンセリングアイアムクラスで伝えている内容
- 基礎クラスで学んだ技術を使い、自分自身と対話する手法
- 人生の計画や夢、自分の才能を知り、それらを実現していくための意識の使い方
- 潜在意識から浮上する感情やトラウマへの対処、その原因の観察、癒やしていく技術
:カウンセリングアイアムクラス