潜在意識とは:個人の才能を限りなく伸ばすために

このページでは、個人の才能や個性を限りなく伸ばすためには何が必要なのかを案内していきます。
そのためには、潜在意識についての説明が不可欠なため、私が体験(研究)してきた内容を掘り下げて案内します。

自分の能力を最大限に発揮していきたい方、たとえばアスリートの方、または自分の人生をよい方向に進めたい方などに、非常におすすめの内容です。

私が捉えている潜在意識について

私たちが普段生きている中で知っている自分とは、本来の自分自身のうちの、ほんの一部分にすぎません。それは「氷山の一角」と言っても過言ではありません。下の図をご覧ください。

図1

「本当っ!?」と思う方もいるかもしれませんが、私たちが日常的に捉えている自分自身とは、図1で表しているような小さな一部分でもあります。

潜在意識とは、シンプルに説明しますと、字のごとく「潜んで存在している意識」であり、普段の日常の中ではなかなか理解しづらいものでもあります。たとえば、どのようなものが潜在意識にあるのか。私自身の体験と長年の研究から具体的にまとめると、以下のようになります。

  • 個人の才能や特質
  • 過去に体験した記憶、感情、トラウマなど
  • 生まれる前からすでに知っている知恵
  • 人生の設計図

ハートに意識を向け潜在意識を捉える

図2を参照してください。

図2

この図は、埋もれた才能を発揮したいときに、関連するトラウマがある場合は、日常の中でそのトラウマが現れてくることを示しています。

図2の中で、「トラウマ A 」「怖さ」「身体の痛み」が点線でつながっているのは、トラウマ A が怖さや身体の痛みとして、体感できる、もしくは現れていることを示しています。

いっぽうで、個性や才能を発揮したいときに、それに関連するトラウマがない場合は、個性や才能をスムーズに発揮することができるでしょう。

「思考は実現する」という時代ですが、いくら願っても、自分の夢がなかなか実現しない場合は、潜在意識で歯止めをかけているものを先にほどいてあげたほうが、現実がスムーズにいくことが多いです。トラウマや過去の感情などは、ある意味、心のブロックとなって、才能の発揮や夢の実現に歯止めをかけることが多いからです。

また、同じことを何度も体験する、もしくは、過去に体感した感情が何度も浮上してくることがあるかと思いますが、これは潜在意識にある未解決な問題がおのずと表に現れてくるためです。

らいおんハートでは、このポイントに意識を向けていき、確実にひも解いていくための手法を案内しています。

基本的には、ハートの呼吸法と問いかけの手法を組み合わせ、実践をくり返すことで、潜在意識にある大切な情報を捉え、理解を深めることができます。自分の内側深くに意識を向けていく感覚は、図2のように、まさに海女さんが海に潜っていく様子にも似ています。

ハートについての詳細は以下のページをご覧下さい。
「ハート」とは:特質と機能について

潜在意識をどのように観察していくのか

ここでは、私の潜在意識には何が埋もれていて、それを癒やしていった結果、どのように変化していったのか。私の体験をもとにできる範囲で案内をしてみます。

人生の設計図(未来の夢)

私は33歳になってから、自分の内側で自分自身と深く対話をするようになりました。そして30代の後半からは、さらにステップを踏み、新たな夢を実現していきたいと以下のように思うようになりました。

  • 英語を使い海外の人と仕事をする
  • 新たなパートナー(結婚相手)と出会う
  • 本を出版する
  • 自分で作詞作曲をし、歌のワークショップをする

上記のものには、私の個性と才能、人生の計画、そして自分の内側に秘めている知恵が含まれており、これらを実現していきたいと強く思うようになったとき、現実感をもっておのずと現れてきたのが、過去の感情やトラウマでした。

自分の内側を開くために見つめる過去

私がこの4つのことを実現するためには、過去に生きていた世(過去世)の体験をじっくり観察し、その当時のトラウマを深く癒やしていく必要がありました。

過去世に関しては難しい捉え方でもありますが、過去世だけでなく、幼少期の心の傷などが大人になった自分の人生に大きな影響を与えていることも同様に多くあります。

たとえば、歌や音楽のことに関して言えば、私は子どもの頃から音楽に関しての才能は「ない」に等しい状態で、音痴でもありました。しかし、あることがきっかけで40才目前で声楽の教室に通うようになり、そのころから音楽に関してトラウマと向き合うようになりました。声楽を2年半、その後、ピアノのレッスンに約6年通い、その中で、自分が音痴になった原因は、遠い過去世でのつらい体験にあることを突き止めました。そして、時間をかけ、その当時の感情に意識を向け、癒やしていったのです。

音程をとれず、リズム感もまったくなかった私が、潜在意識にある音楽に対するトラウマに気づき、それらを癒やしていくことにより、自分で書いた詩に音符をつけ、楽譜を書くまでになりました。さらにはその楽譜を使い、歌のワークショップまで開催するようにもなったのです。
現在は、そのワークショップをおこなっていませんが、過去のトラウマや感情を癒やしていくごとに、私が音楽に関して「すでに」持っていた素質は、今でも開かれ続けています。

「すでに」とはどういうことなのか

人前で歌やピアノの演奏を披露することになったとき、私は、内側に潜んでいたトラウマが急に浮上してくるのを体験し、その感情と向き合わざるをえなくなりました。このときに使ったのがカウンセリングアイアムの手法です。それにより、自分の深い部分に眠っていた過去世での体験を観察することができました。

私は、何百年も前にヨーロッパで、ピアノを使って自分で作詞作曲をし、人前で歌やピアノを披露していました。しかし一方、その過去世で、音楽を通して非常に大きな心の傷を負ったことにより、「二度と音楽をやるものか」と、その才能を封印してしまったのです。
今世において私が音痴だったのは、まさにこの「トラウマ」が原因だったのですが、過去世での自分の生き様を知ることにより、もともと自分の内側には音楽の才能があったことを知ることができたのです。

今世を生きている私にとっては、人生で一番苦手だと思っていたのが音楽であり、40才も目前になりそれを習い始めるというのは、いわばゼロ以下(音痴という状態)からのスタートだったのです。しかし、そのトラウマを時間をかけて癒やしていくことにより、障壁(ブロック)となっていたものが外れ、自分がすでに持っていた才能が少しずつ目覚めていきました。今では、以前からは想像もできないくらいに、歌を上手に歌えるようになっています。

この体験から私が捉えたこと

人の潜在意識には、どのような才能が眠っているか本当にわかりません。人それぞれに「これが自分」と思っていても、奥底には個性や才能がまだまだあり、それらは日の目を浴びることを待ちわびているかもしれません。

また、今自分が表現している才能があったとしても、それがどこまで伸び、開かれていくのかは、本当にわかりえないのです。

下の図をご覧ください。図1と比較するとよりわかりやすいです。

図3

ここでは、私の音楽の体験をもとに、潜在意識にある過去のトラウマを癒やしきってきた結果を紹介しましたが、日常とはこのように自分自身を解き明かしていくかのようにも進んでいきます。
興味のある方は以下のエッセイもご覧ください。歌いたかった私の人生の物語を書きつづっています。

氷山に咲く大輪の花(連載20話)

潜在意識にある重りを外して望む人生を歩んでいく

潜在意識にある過去の感情やトラウマは、もちろん過去世のものだけではありません。前述したように私たちが今世で、とくに幼少期以降に体験してきた感情やトラウマ(インナーチャイルド)なども、潜在意識には眠っています。

そしてこれらは、私たちが人生を歩んでいく中で、必然的に内側から浮上してきます。

いったいなぜ、そんなことが起こるのか? これが大切なポイントです。

図2をもう一度参考にしてほしいのですが、ある意味、芋づる式のようにラインはつながっています。たとえば、才能をさらに発揮したいと行動に移そうとすると、それに関連するトラウマがあれば、それが表に現れてこようとします。それを「怖さ」として体感できるときもあれば、身体のどこかに「痛み」として現れることもあるのです。

大切なのは、ここからです。最初からトラウマをくみ取ることはなかなか難しいため、まずは、身体の表層に現れる情報(ここでは、怖さや痛み)に意識を向けていくと良いです。そこから少しずつ、継続的に観察していくと、奥深くにあるポイントに最終的にはたどり着けます。

人の感情は、ある意味、磁石が持つ磁力のようなものを発生させています。たとえば、ある一定の時間、怖さを意識の中で保っていたとしたら、その分の磁力をもつエネルギーが体内に保存されることになります。

だからこそ、それらを癒やしきるまでには時間もかかります。しかし、このマイナス方面に動く磁力を開放しきることができれば、身体の動きや意識の使い方も非常に軽くなります。以前できなかったことが軽々とできるようになることもあるでしょう。潜在意識の原理から言えば、そうなることが自然です。

マイナス方面に動く意識があるとどうなるのか

たとえば:

  • 結婚をしたいと思っていても、実現できないと感じる
  • 起業したいと思っていても、行動に移せない
  • 自分を周りと比べて低く見てしまう
  • 失敗した時に強く自分を責めてしまう
  • 悲観的な意識が強く働くときがある
  • 自分に才能があるとは思えない、など

しかし、ここまで案内してきた通り、このように意識が働く要因は、潜在意識の中にあります。人それぞれに過去があり、しまってきた感情がそのままになっているため、癒やされていないその感情が力点となって現実を見てしまうのです。
そのネガティブな意識は意外と強いため、無意識のうちにもそれが優勢になることが多くあります。たとえ無意識であっても、その力が働いていれば、心の底から望んでいるわけではない現象が、長く続いてしまうこともあるのです。

意識して現実の流れを変える

だからこそ、大切なのは、まずは本当の自分の望みを知ることです。

人によってはそれが、

  • 事業運営や転職
  • 結婚や子育て
  • スランプからの早期脱出
  • ケガや病気からの回復
  • 最前線で活躍する、など

さまざまでしょう。

そして、自分が望みを実現させたいと思ったときから、日常はそれを現実化させることができるようにも運ばれていきます。

前述したように、実現させたい望みがあるとき、または一つのゴールに向かうとき、それに関連するトラウマがあると、それらは必然的に現実の中に現れてきます。わざわざ苦しい感情が引き起こされるようにも現実が運ばれていくことも数多くあります。

たとえば、身近にいる人、とくに夫婦や子ども、両親との関わり合いの中で、もしくは、職場やさまざまな活動を通して、感情をえぐられるように感じることもあるかもしれません。しかし、それが自分自身を見直すために浮上してきていることを理解できれば、対処の仕方が大きく変わってきます。

苦しい胸の内。その矛先が思わず相手(外側)に向かってしまうことがあるかもしれません。それでも、自分の内側にフォーカスして、その原因を見つけ癒やしていくことができれば、日常の展開は大きく変化していきます。

私にとっての結果

2020年頃まで

私にとっては、それが本の出版、または海外の人と仕事をするために事前に英語を習得すること。自分にふさわしい結婚相手と出会い、生活を重ねていくことでもありました。

今現在(2024年7月の時点)

  • 書きつづる文章にさらなる変化:
    自分の研究内容を公表していくことに対し、ブロックをかけていた過去のトラウマをさらに癒やしてきたたため、お伝えしたい内容を相手により伝わりやすい形で書きつづることができています。
  • 海外で仕事をすること:
    人生の計画と言えるこの内容を意識し始めてから、体内で浮上してきたのが英語に対しての心のブロックでした。そのため、2016年の時点では英語の勉強に本腰を入れることができませんでした。しかし、その要因となる大きなトラウマを見抜き、癒やし続けることによって、心のブロックが外れ、英語を習得するスピードが日に日に上がりました。今では、英語版のホームページを作成し、自分で翻訳をする、もしくは海外で英語で授業をするための準備をするところまで進んでいます。

肉体面の変化

年齢は51才になりますが、意識、身体ともに30代の時よりも軽いです。顔の発色や立ち姿など、外見的にも、より良い変化が表れています。

スポーツ、声に関して

潜在意識に残る過去のネガティブな感情などがより少なくなっている(比重が軽い)ためか、身体を動かす自由度や技術向上のための積極性がより上がっているのを実感します。

  • バットスウィング:
    高校時代、毎日野球をしていた時よりも、打撃フォームを改善させていくスピード感がまったく違います。現在のほうが身体感覚がより繊細になっているため、どうしたら自分にとって最適な打撃フォームになるかを積極的に捉えられるようになっています。
  • 声に関して:
    声量、声の質ともにいい状態をキープできています。この要因は、体内に潜む比重の重いエネルギーが、より少なくなっていることにあると思います。

以上のように、潜在意識にあるトラウマなどをきれいに癒やしていくことで、さまざま形で本来の自分自身を表現するための「重りのようなもの」がなくなっていくため、意識の使い方、身体の機能、またパフォーマンス力が大いに向上することが考えられます。下記を参考にしてください。

  • 意識の使い方の向上:
    前向きになる。中庸でいられる。落ち着いて物事を捉えられる、など
  • 身体の機能の向上:
    人それぞれにブロックをかけていた箇所が外れ、身体がより自由に動く。場合によっては機能自体が回復する。
  • パフォーマンス力の向上:
    同様にブロックをかけていた箇所が外れ、物事に対する積極性、表現力、また行動の質自体も向上する、など


ここまで案内してきたように、潜在意識をていねいに見ていくことで、人の内側にある個性や才能は大きく開かれるようになります。

大切なのは、シンプルに、気づきを重ねていくこと。そして、身体に違和感や痛みがあれば、それきっかけに内面を見つめ、原因を捉えていくことです。このページで案内した内容は、自分の能力を最大限に発揮していきたい方、たとえばアスリートの方、または自分の人生をよい方向に進めたい方などに、非常に有効です。

私が使っていた手法についての案内

基本的に、以下の内容を日々実践してきました。参考にしてみてください。

ハートの呼吸法と問いかけの手法:
内面を見つめるための基本的な手法
「いつくしみ」の呼吸法:
過去の感情を癒やす、または過去の自分への共感、理解などの実践
(以上、基礎クラス習得できる内容)

作用性の高いエネルギーを体内で生み出し扱うための呼吸法ワーク:
潜在意識にある過去のトラウマなどを癒やしきっていくために必須な手法
(以上、応用クラスで習得できる内容)

潜在意識から浮上する感情やトラウマへの対処、その原因の観察、癒やしていく技法
人生の計画や夢、自分の才能を知り、それらを実現していくための手法
(以上、カウンセリングアイアムクラスで習得する内容)

自分が本当に望んでいることを知りたいときなど、個人カウンセリングもご利用ください。

個人カウンセリング・各種セラピー
一人ひとりの内側には、数多くの才能や個性が存在しています。日常で起こる問題は、その豊かな自分を知っていくためでもあります。問題が起きているときは、つらく苦しいもの。どのように解決したらいいかわからないときは、カウンセリングを受けてみてください。


>サイトをご覧いただきありがとうございます。

サイトをご覧いただきありがとうございます。

個人・企業カウンセリングや各講習、講演の問い合わせ、申し込みなど、お気軽にご連絡ください。