「胸の真ん中あたりが痛いんだよね」
と言う妻に、私はこう言った。
「あ、それは多分、ハートが開いてきたからかも」と。
そして、こんな図を書いてあげた。
図1(3つの黒い点●は、過去の心の傷を表している)
ハートといってもちょっと難しい案内になってしまうのだけど、人の内側にはハートチャクラというものがある。
図2
図2は、身体の中にある主な7つのチャクラを表しているのだけど、ハートチャクラは胸の中心部、上から数えても下から数えても4番目の位置にある。
そして、それぞれのチャクラの中には、過去に抱いた、心の傷やトラウマなどが埋もれてもいる。
「ハートが開く」というのは、人が内側に持っているハート(愛の意識みたいなのもの)が、内側から外側に向けて、卵の殻を破るかのように広がっていくことをいう。
これはあくまでも私の解釈だけど、図1のように、ハートが広がっていく時に、埋もれていた傷が解放(調整)される段階にきているから、それを痛みとして感じているのだ。
私自身も、十数年前に、今の妻と同じような体験をして、胸が何日もの間、痛いことがあった。
何か心臓の病気かなぁと心配もしたけど、結局、自分の内側を観察していくことによって、前述したように「ハートが開いてきたからだ」と症状の要因を理解できた。
身体の症状は、常に自分の内側からのメッセージであって、何かしらの新しい気づきを与えてくれている。
おもしろいことに、なぜ痛いのかを理解し、腑に落としていくことで、痛みなどの症状がおのずと軽減、または消えていくことも少なくない。