このページでは、ワークファイブコースの補足部分を案内しています。
人それぞれの目的や関わる分野によって、コース内容を多様に活かしていくことができます。
「加勢(かせい)力学」という観点
「加勢力学」という言葉は、ワークファイブのエネルギーの特性を案内するための造語です。ワークファイブのエネルギーは、他のコース(くらす)で学ぶエネルギーに比べ、勢いがあります。そのため使い道に関して、ときには注意が必要でもあります。
身体の奥深くや、回復させることが難しい箇所を調整していくときに、たいへん有用に働くエネルギーです。奥深くにある感情やトラウマを癒していくことができるところも、ワークファイブがもつ特色の一つです。
勢いがあるからこそ「いつくしみ」のエネルギーも扱う。
ワークファイブを使うことはとても有益ですが、その反面、内側に潜んでいた感情が引き出されてくることもあります。身体の状態が好転していくという観点から考えれば、これは非常に素晴らしい反応ですが、本人が体験する感覚はなかなか耐え難いものであることもあります。
そのため、原則として感情の癒しに細やかに作用していく「いつくしみ」のエネルギーを併用して扱っていきます。このように、バランスよくエネルギーを重ね合わせていくと、感情が浮上することによる体感する不快な症状も非常に少なくなります。
ワークファイブの作用には即効性もあり、身体の症状はやわらかく解かれていきます。また、各症状へ作用していく速度などや、身体を通し感じる反応は、それぞれのケースによって異なります。
肉体や意識に大きく影響を及ぼしている、トラウマなどを深く癒す。
トラウマや繊細な感情などが引っぱり出されてくることが、なぜ身体の状態が好転していくことにつながると考えられるのか。この点について、もう少し案内を重ねます。
たとえば子どものころに、長い期間、思い悩んだことがある場合、そのときに生み出していた感情のエネルギーは、オーラの奥深くへと沈み込むように収まります。
これらは、長い間身体の深部に潜んでいたため、固い遺物(いぶつ)のようにもなっています。たとえて言うと、一つの感情が、オーラの感情の層に発生する様子は、アルミホイルをクシャッと丸める感覚に似ています。丸めたアルミホイルに、さらに丸めたアルミホイルを重ね合わせ丸めていくと、それらは組み合わさり少しずつ固くなっていきます。
この様子は過去の感情が少しずつ積み重なり、それらが時間の経過とともに塊のようになっていく状況に似ています。潜在意識の下のほうに眠っているこのような感情は、本人にとって必要なタイミングで、日常の中で浮上し、さまざまなことに影響を及ぼしていきます。
ゴールを目指す、または目的に向かうときなど、壁を作り迷いを生む
表面的に浮かび上がってきてないときは、とくに何もないように感じますが、実はうっすらと日常の中で影響を及ぼしていることがあります。前に進みたいけど、心が重くて前に進めない。こうすればいい、とわかっているのに、不安が浮上して、行動に移せないなど。
アスリートへの具体的な作用
感情の層に埋め込まれた、先ほどの塊のようなものは、アスリートの肉体の動きを制限する可能性もあります。なぜなら、内側に潜むものは、目に見えなくても実体をもっているからです。
またそれらは、各関節の痛みや動きにくさに大きく影響を与え、慢性的な諸症状の要因にもなっていることが大いに考えられます。プレー中に瞬間的に浮き上がる感情的な問題や、日常においても意識の不安定な状態が続くなど、心理面に大きく影響を及ぼすことが多くあります。
深い部分の感情が癒されることによる良い影響
内側に潜んでいる感情の問題に対して取り組んでいくことは、ときに非常に難しくもありますが、たいへん有益な結果を生むことにもつながります。一つは、意識の使い方に変化が現れ、それが肉体の動きに対して良い影響を与えます。また、感情の塊みたいなものは、身体を自由に動かすための障壁のようになっているため、身体は今まで以上に軽やかに動くようにもなるでしょう。
身体はさらに自由に動く・パフォーマンス力が上がる
安定している(不安定ではない)意識の状態は、エネルギーの観点から言えば非常に自由な状態です。自分の状態がどのようであるかによって、身体の動きは大きく変わります。引っかかってた部分が取れるため、今までできなかった動きが急にできるようになることもあるでしょう。
気軽に。日々を楽しむように。
ここまで案内してきた内容は専門的にも見えますが、ワークファーブの手法は、気軽に日常の中でさまざまな形であらゆる分野へと活かすことができます。
・簡単なエネルギー補充、肉体疲労の回復に。
・肉体のさらなる強化・安定に。(アスリートの方におススメです)
・急に現れる心身の各症状(痛み・激痛など)、また切り傷や軽めのケガへの対処・調整に。
・美容・アンチエイジング・加齢臭・更年期障害などへ効果的な利用に。
・女性のホルモンバランスの調整・生理に伴う各症状への対応に。(原因不明とも思える生理痛や腹痛、その他)
このほかにも、皆さんそれぞれにふさわしい活用法があると思います。じっくり試しながら、自分なりの活用法を見い出してください。卒業生の中には、農業に活かしている方もいれば、歌に活かしている歌手の方もいます
ライトボディワークファイブを、自分自身のため、施術する相手のため、それぞれ大いに活かしていきましょう。