先日、エンゼルスの大谷翔平投手が右肘の内側側副靱帯を損傷していることが公表された。私は普段あまりニュースを見ないため、この情報を妻から聞いて知ったのだが、なんというか、私にとっては大きな衝撃だった。
いろいろなことを想像してしまう。靭帯を損傷することになるまで、予兆みたいなものはなかったのか。どこかしら身体に異変はなかったのか。もし、何かちょっと変だなと思っていたとしても、身体能力や意識の高さでカバーしていたのかもしれない。
私がアスリートに向けて、自分が研究開発した手法を案内しているのは、このような事態(ケガや慢性的な重い症状など)が起きるもっと前に、対処法や自分に対しての指針を見いだすためでもある。
身体の症状は生きるための指針になる
身体は、精密機械であるかのように、私たち本人に必要なメッセージを常に教えてくれている。それがどんなに小さい症状、たとえば肘、肩、胸が少し重く感じるようなときでも、何かしらの気づきを与えてくれているのだ。それでも、本質を見るのが怖かったり、大丈夫だろうと身体からのサインを見逃したりしていると、本人が気づくまで、症状が大きくなっていくことが多くある。
ここで書いている内容は、私が長年研究してきた解釈によるものである。
なぜ上記ようなことが起こるかというと、本来の自分自身が、身体の各種症状を通して、日常を生きる自分に、本人とって最良の指針や考え方や方向変換のための気づきを与えるためである。
たとえば肩が痛ければ:
- 練習をしすぎている
- 身体に負担がかかるやり方をしている
- 人の期待を背負い込みすぎている
- 前に進むのを怖がっている、など
また、頭痛や腰痛など身体の、どの部分が痛くても、ケガをしやすい箇所、慢性的な症状を抱えるウィークポイントにおいても、同じことが言える。
ポイントとして本当に大切なこと
基本的に人間の身体というのはよくできている。ある症状が現れたときに、それを観察して気づくためのメッセージを受け入れて理解していくと、その時点で症状が緩解(軽くなる)することがある。これは、私からすると、非常に理にかなっていることであって、多くの人に取り入れてもらえたらと、常日頃から思っている。
なかなか理解しにくいかもしれないが、さまざまな症状は、日常をよりよく生きていくための、自分自身の内側からのメッセージである。症状の奥には、自分のため(あらゆる問題解決、修正点)に必要な気づきや指針が隠されているからこそ、内面観察の仕方が非常に大切でもあると言える。
それでは、どのように内面観察をするのか、私が案内している手法を簡単に紹介しよう。
- 症状があらわれたら、ハートの呼吸法をする(内面で静寂な状態を保つ)
- なぜ、その症状が現れたのかを自分の内側で問いかける
- 自分の中で腑に落ちる答えを受け取る
ポイントは、この3つ。
毎日のようにくり返していけたなら、必ずといっていいほど答えを受け取る精度が上がる。
人によっては、薬や病院に頼る回数をかなり減らすことができるかもしれない。
・・・・・・
今日の内容はいかがでしたか?
答えは、すべて自分の内側にありますから、日常の中のどんな些細な問題でも、ハートの呼吸法を継続的にすることで、自分の内側で答えを見つけやすくなります。答えを見つけるまでに時間がかかっても、必ず腑に落ちるポイントを、自分の中で感じることができます。
また、手法を継続的に学んでいくことで、埋もれている才能を発揮する、または原因不明のスランプから脱出する、各種症状からの回復を早めることも可能です。
今日案内した内容については、各種講習にて習得できます。
興味のある方は、以下の講習案内ページをご覧ください。
基礎コース:
基礎クラス
アスリート基礎コース
上級コース:
カウンセリングアイアム 上級クラス
セラピスト、トレーナ向けのコース:
メディスンマッサージコース(身体の声を伝え相手を導く)
身体の症状から答えをひも解く
「ハート」のメソッド
定価1,400円+税
※ Amazonでのみ購入できます。
画像をクリックすると Amazon のサイトに移行します。