「ハート」とは:特質と機能について

このページでは、「ハート」について案内をしています。

ハートの基本性質について

まずは大きな定義として、ハートとは、愛そのものです。
私たちは、まず親(または親と同等の人)の愛を通して、愛を理解しますが、それは見返りを求めない愛であり、それ自体があるだけで落ち着いていられます。
この愛でありハートは、一人ひとりの内側に生まれながらにして備わっています。人の内側で安定感をもたらし、土台となるものであり、宇宙全体にも存在している不変のエネルギーでもあります。

意識について

ここでの「意識」とは、私たちの内側の状態を指します。何かを考える、不安な感情が立ちのぼる、またはうれしさがこみ上げるときなど、一つの意識を使っていると言えます。「意識を使う」とは、エネルギーを生み出すことでもあります。ある感情を抱いだくときや、愛の状態でいるときも、その意識は瞬時にエネルギーとなって発生し、身体とオーラの中を流れ、心身の状態、考え方、行動の仕方などに影響を与えます。

ハートのエネルギーの性質

ハート(愛)の意識から生み出されるエネルギーには、心身を整える作用があります。
愛の意識の定義に関しては人それぞれにあるかと思いますが、共通しているのは、愛の意識の状態にあるときは、意識の状態が安定しているとうことです。

ちなみに、心身の状態を乱す意識とはどのようなものがあるか、簡単な例を以下に案内します。
不安、心配、怒り、さげすみ、嘆き、ねたみ、心苦しさ、悲しさ、など。基本的に、この意識の状態でいるときは、身体の感覚としては、重い、だるいなど、あるかと思います。

ハートの呼吸法の有用性

ハートの呼吸法とは、ハートに意識を合わせることによって生み出されるエネルギーを、呼吸とともに体内に循環させていく手法です。ハートの呼吸法をすることで、上記のように心身が乱れた状態をスムーズに整えることができます。下の図を参考にしてください。


日常の意識は、たとえ落ち着いた状態でいたとしても、目の前の出来事の影響を受けて、いとも簡単に切り替わりやすい性質があります。だからこそ、ハートに意識をおく、もしくは戻すことが大切になるのですが、簡単に意識は切り替わらないため、そこに向かう通過点としても「ハートの呼吸法」を案内しています。

呼吸は、風を運ぶかのように、ハートのエネルギーを身体の必要なところへ送り出してくれます。意識の変化により気分が重くなったとしても、ハートの呼吸法を使うことにより、意識がゆるやかな状態へと変化していくように導いてくれます。

チャクラについて

「チャクラ」とは円や球状のもの、または車輪という意味があります。人体には、この球状のチャクラと言われるものが無数に存在しており、チャクラにはエネルギーの出入りを助ける、という一つの役割があります。そのため、鍼灸などで扱うツボも、チャクラのような要素をもっていると捉えられます。

胸の中央には、ハート(愛)の要素をもつチャクラが存在しており、ハートチャクラと呼ばれています。ハートの呼吸法を案内するときは、ある意味、このハートチャクラに意識を向けるように案内していきます。しかし、私が案内しているハートとは、このハートチャクラのみを指しているわけではありません。
呼吸法を重ねていくと、ハートチャクラはおのずと外側のハートのエネルギーをも引き寄せ、内側にはハートのエネルギーが充満します。

ハートとは、地球と宇宙のあらゆるところに存在する愛のエネルギーです。私たちがハート(愛の意識)につながろうとするとき、ハートチャクラはその助け舟になります。

大きな意味でのハート

この宇宙を作った創造主がいるとすれば(私はそう捉えていますが)、それは私たちの想像を超える愛に満ちた存在です。その愛がはるか彼方、宇宙の果てにまで及んでいて、その愛とまったく同じものが、私たち一人ひとりの内側には行き届いています。この様子は、山頂から愛が流れ、あらゆる方向に分かれていき、山のふもとのすべてに流れ着いているというようにたとえることができます。

このように、愛は一人ひとりのところまで流れてきているのですが、たとえば否定的な(異なる周波数の)意識をもっていると、その愛をスムーズに受け取ることが難しくなります。だからこそ、意識(周波数)を合わせていく、ということが大切になります。意識をハートに切り替えていくことができれば、自分に届いてきている愛をおのずと受け取ることができます。
そのために、らいおんハートでは、まず「ハートの呼吸法」をマスターできるように案内しています。日常の雑多な意識から抜け出すことは容易でないこともありますが、慣れてくれば5~10分ほどの呼吸法で、ハートの(落ち着いた)意識に切り替わっていきます。
使えば使うほど愛に満ちあふれていくのが、私たちの内側に備わっているハートの特質ですから、上手に使っていってください。

ハートの特質や機能

ハートには、以下のような特質、または機能と言えるものがあります。

◆あらゆるものを安定させ、うるおす
ハートのエネルギーには、あらゆるものにしみ込み、うるおしていく特質があります。たとえば、使う言葉、人に対しての捉え方、または作業をするときなど、ハートの要素が内側にあると、自分が生み出すエネルギーが自分自身や相手に浸透していきます。その結果、人間関係、活動のしやすさ、作業能率、物事の生産性に良い影響を与えます。

◆心身、思考の状況を整える
ハートのエネルギーには、自分の心身を安らかにし、日々内側に立ち現れてくる、思考の状況や感情による影響を調整する働きがあります。不安なときほどハートに意識を向けて考え直していくと、自然に適切な考え、価値判断に修正されていきます。結果、上記と同様に家庭環境や仕事へ、さらには、自分の望みを手に入れることに、よい影響をもたらします。

◆答えをつかむ、または生み出しやすくする
ハートには、自分の内側(潜在意識など)にある答えを映し出す特質があります。ハートの呼吸法をしていくと、ハートのエネルギーが体内を対流し、乱れた箇所を調整してくれるため、自分にとって必要な情報(答え)が見えやすくなってきます。問いかけの手法を併用することにより、業績不振、仲たがい、各症状などに対して、状況を好転させるための答えを得ていくことが可能です。

◆エネルギーを受け取り送り出す
ハートには、調整作用の高いエネルギーを受け取り、それを必要な部分や場所に送り出す機能があります。ここでの「エネルギー」とは、心身を整えるためのエネルギーのことを指します。このハートの特質を使うためには、ハートの意識の使い方に慣れている必要があります。(この内容については、すべての講習の中で学べます)

参照:意識を使いエネルギーを活用することの意義

太陽とプリズムの要素

太陽は、自ら光や熱のエネルギーを発する特質をもっていますが、それぞれの内側にあるハートも同じように、自ら光のエネルギーを発する、という特質を備えています。その光の中には、すべてに対して効き目を現す愛の成分が含まれています。

また、ハートには「プリズム」と似た特質が備わっています。プリズムは、ガラスや水晶でできており、透明な多面体をしています。その特性により、差し込んでくる光をあらゆる方向へと反射させ、送ることができます。
ハートを視覚的に捉えることは難しいですが、このプリズムのように、取り入れた光のエネルギーを、自由に必要な箇所へ送り出す性質が備わっています。ハートを通してエネルギーを取り入れ、送り出すことができるのは、プリズムのように透明な性質(純粋と言える要素)があるからです。

そして、前述したように、この純粋な装置と言えるハートを使うことにより、自分にとってふさわしい情報(答えやもとから自分が知っている知恵など)を潜在意識を通して受け取ることができます。

問いかけ手法の大切さ

私たちの日常では、答えが欲しいときが数多くあるかと思います。そのようなときこそ、ハートに意識をおいて、自分の内側で問いかけることが大切です。

たとえば、理解できないことが日常で起こったときは、ハートに意識を向け「なぜ、こんなことが起こるのだろう?」と問いかけていくのです。各講習の中では、この「問いかけの手法」を重要視しています。
平常心が保てないときは、ゆっくりとハートの呼吸法をして、落ち着いてから、問いかけをします。場合によっては、答えがすぐに返ってこないこともあります。しかし、力がふっと抜けるとき、入浴中やトイレにいるときなど、少し時間をおいてから、答えが自分の内側に届いてくることもあります。
ハートのエネルギーが体内の奥深くに浸透していくことにより、体内の曇りのようなものを晴らしていくため、答えが浮かびやすくなるのです。

自分に問いかけることが大切なのは、人に道をたずねる場合とよく似ています。相手の方はたずねられないと、道を教えることはできないかと思います。私たちが自分の内側に「問いかける」ときも、これと同じような性質があり、自分の内側に問いかけることによって、自分にとってふさわしい答えを得やすくなるのです。

受け取った内容を実際に活かす

ハートを通して伝わってくる感覚は、たとえ何かに迷っていることがあったとしても、行動をあと押ししてくれます。人によって、ふと思う感覚として入ってくる、言葉として受け取る、自分の内側で未来の映像が見えるなど、さまざまでしょう。
このようにして、内側で働きかけられているメッセージを捉えたときは、日常の中でぜひ活かしてみることが大切です。どうしようかなんて、頭で考えてしまうとブレーキがかかってしまいます。結果、間違えたとしても、それはそれでよいのです。小さなことからはじめていき、大きな決断をするときにも活かせるように、日常の中で少しずつ体験し、結果を確認していくとよいでしょう。

自分へ愛を流すことは意外と難しい

何よりも大切なことは、自分に愛を流していくことです。
しかしこれは、簡単なようで意外と難しいものです。なぜなら、自分に愛を流すことに対し拮抗する意識が、私たちの内側には存在しているからです。拮抗とは、双方の力が同じくらいで張り合っている状態を表す言葉です。つまり、自分に愛を流すことを止めてしまう意識も、私たちの内側には存在しているのです。

愛が十分に補充されると、意識の使い方がおのずと安定していきます。
ふと思うことや物事への捉え方、それにまつわる感情の現れ方が安定します。身体は、意識の使い方の影響を大きく受けるため、愛を補充していくことは非常に重要と言えます。
もしそれをせず、自分の愛を他人のためだけに使っていたら、いつかは自分の内側が枯れてしまうことにもなりかねません。生きている存在は水を必要とするように、私たちの内側にも常に、愛そのものが流れていることが大切です。

そのため、基礎クラスでは、まずはハートの呼吸法を習得し、自分自身に意識的(積極的)に愛のエネルギーを流していく習慣を身につけられるように案内をしています。このページで案内した手法については、主に「基礎クラス」で習得できます。

基礎クラスで学ぶハートの内容は、基礎として非常に重要ですが、日常の中でくり返し意識して使っていかないと簡単には身に付きません。肉体で言うと、筋肉をつけていく様子にも似ています。それぞれの内側にある「ハート」を意識的に使えるようになるには、筋肉をつけていくかのごとく、ハートの感覚を目覚めさせていくことが大切です。

基礎クラスの詳細、または申し込みについては、以下のページをご覧ください。

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