このページでは、拙著「ハートの医学 自分を解き明かすための意識の使い方」の本文を紹介しています。P136~139



オーラは感情や情報の記憶庫

身体を含めてオーラには、過去の体験やそのときの感情、そのほか特質や才能など、数多くの情報が折り重なるようにしまい込まれています。この様子は、コンピュータ上のフォルダをイメージしてみると、わかりやすいかと思います。
フォルダにはいくつものファイルをしまうことができますが、私たちの過去の体験も、オーラの中のファイルのようなところに書き込まれ、磁気を帯びるかのように保管されていきます。
下の図を参照してください。

図1

感情体はある意味、細かい層に分かれているかのように存在しています。そして、遠い昔に体験したものほど、深い層にしまわれていきます。それらは潜在意識の下のほうで存在し続け、天窓をながめるかのように、浮かび上がる機会を待っているのです。
そして、本人にとってふさわしい時期になると、日常で起こる出来事をきっかけとして、図1のAやBのような体験の記憶は、磁力を帯びるかのように表に引き出されてくるのです。

流れが来たときに大切なこと

なぜ自分ばかり困難な道にいるのか? と思うことがあるかもしれませんが、そのようなときこそ、人生の転換期にいると思ってみてください。人によっては、自ら大変な体験を選ぶ場合もあります。人生という転換期に際して、あらかじめ「魂」という大きな意識の中で、その体験を自ら設定していることがあるのです。
何もかも誰かの責任にしたくなるときもあれば、病気や各種の症状が現れるなど、現状を受け入れることがたいへん難しいこともあるかと思います。しかしその大きな体験は、本人にとって向き合うことができるからこそ、「今」というタイミングで立ち現れてきているのです。
図1のAやBのように深い部分に潜んでいるものは、私たちが物事を考えるときのベースになることが非常に多くあります。
いじめられたときの感情が癒やされきれずにいれば、それが今の自分への評価を下げてしまうことにもつながります。とくに結婚も含めて、自分の夢や希望を叶えたいときは、このポイントは非常に大切になります。
だからこそ、内側の自分自身は大きなことを起こしてでも、内側に潜んでいるものを一度は表に出し、目指す方向性を変えていくように導いていくのです。

しかし、内側に潜むマイナスな感情を見つめ、そこから新たな価値観や体験を見いだしていくことは、たやすいことではありません。時間をかけて、ゆっくりと自分の内側に意識を向けていければ良いかと思います。焦らずに人生の曲がり角を進んでいきましょう。


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□ 2021年1月16日刊行
ハートの医学 自分を解き明かすための意識の使い方
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