「これじゃ、よくわからないんじゃないかな？」
話の流れで、妻のお父さんにらいおんハートのホームページを見せたときの一言。
カウンセリングをしているのに、らいおんハート X Visionじゃ、意味がよくわからないと。
自分なりに今までの経緯などを話していたら、「川越ハートにしたら？」なんて、最後には突拍子もないことを言われて。
それで、反射的にらいおんハートの屋号に秘める思いを伝えようとしたとたんの出来事。
「蛇だよ、蛇！！」
同じ部屋にいた妻は窓際から庭の一点を指差している。
こちらとしては、大事なことを伝えたいと思っているのに、妻も妻のお父さんもお母さんも、窓際から蛇を見つめて興奮気味に話をしている。
あまりの唐突な流れに気持ちが追いついていかなかった。何せ、屋号を変えてみたら？と言われているように感じたのだから。しかしこれは、私にとってのいつものパターンだ。
こう見えて、私にはかなり頑固なところがあって、けっこう強烈なことが現実に起こらないと、とくに仕事に関しては自分のやり方を変えないところがある。妻と結婚してからも幾度となく、火花とも言える「摩擦」が起きた。
たとえば、仕事の内容に関して、妻が感じたことを言ってくれても私はすぐには受け入れないところがあって、二人の間には一瞬、不穏な空気が流れるのだ。それでも、妻が言ってくれたことを受け入れて実際に行動に移すと、滞っていたところにすっと風が通る、というようなことがほとんどだった。
だからこそ、妻のお父さんがあんなこと言ってくれるなんて、自分にとってはメッセージだなぁと思って、少し冷静になって振り返ってみた。
すると、解決策が意識の中に少しずつ流れ込んできた。
「らいおんハート X Vision」の表記のみだったところに、新しくロゴを作って「カウンセリングサポート」という文字を差し込む案。
とりあえず試しだと思って、作ったロゴをホームページのトップページに差し込んでみた。すると、はかったかのように、妻が私の横に現れた。
自分が取り組んでいる内容を伝えると、妻は、うーん、と眉をひそめる。
大体こういう時は妻の手直しが入る。
正直、土台を作ってみたほうとしては、いとも簡単に手直しをされるかのようで、気持ちのいいものではない。しかし、出来上がったのがこれだ。
トップページの他の部分とのバランスもとてもよく、文句の付けようがない。手直ししてもらう事は本当に大切なことなのだ。
こんな感じで、たまに自分にとっては、摩擦かのような強烈な手直しが入ることもある。でも、それは内側からの貴重なささやきでもあるのだ。それを受け入れるかどうか（意識の向け方が変わること）で、その後の流れが180度以上変わることもある。
あのとき突然現れた蛇が気になって、中国で蛇の意味ってなんだろう？ と思って調べてみると「金運の上昇」であった。
「カウンセリング」という文字のロゴをトップページに載せたあと、不思議と、カウンセリングの依頼がポンポンと入ってきたから、いやいや、なるほどと思わざるを得ない。
根気よくやってきたことだからこそ、なかなか変えづらいこともあるけど、人の言ってくれることに耳を傾けることは、ときに、本当に大切なことでもあるなと改めて思う。
ささやきを受け入れて、４年ぶりに新調いたしました。
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