久しぶりのエッセイになります。今日は、思いつくままに書いてみようと思います。
今朝、近所の赤ちゃんが大きな声で泣いていました。私は、赤ちゃんが泣いてるときの声の質をよく観察することがあるのですが、長年の観察の結果、こういう観点を持っています。赤ちゃんは、ただ泣いているのではなく、とくに家族など身近にいる人が内側に抱いている感情を引き取って、それを泣くことによって表現していると。
なぜこのようなことが言えるかについては、いくつかの要素が組み合わさっているため、少し解説をしてみます。
まず、私の幼少時代の話。当時はわからなかったことですが、私は、家族が内側に秘めている重たい感情などを引き受けてしまう性質を持っていました。そのため、身体が疲れやすかったり、知らず知らずのうちにイライラしていたりすることも多かったのです。このような性質を持っている方は、私のほかにも数多くいると思います。
そして次のポイント。赤ちゃんがまだ言葉を話せないときなどは、赤ちゃんの意識は大きく広がっているような感じになってます。そのため、誰かの感情を受け取っている場合も多く、それを泣いて表現することもあるのです。(もちろん、赤ちゃんが泣くのは、周りの人の感情を引き取っているからだけでなく、赤ちゃん自身によってさまざまな要因があることと思います)
そして、私が今朝、赤ちゃんの泣き声から感じたのは、お母さんが自分自身のことを卑屈に思ってしまう心の内側の状態を、赤ちゃんが泣いて表現してるということだったのです。そのため、その泣き声の質は、できれば朝から聞きたくないな…、というような感じだったのです。
私がなぜかこのように観察ができるようになったのか。
1つのポイントとして挙げられるのは、今までに数多くのクライアントをカウンセリングしてきたからです。自分のハートに意識を合わせて、目に見えにくい部分を捉え伝えてきました。
ハートに意識を合わせるとは、聞き慣れない言葉かもしれませんが、言いかえるなら、自分の内側で静寂な状態を保つという感覚です。(このさらなる詳細についてはホームページの内容などを参考にしてください)
話は変わりますが、今日エッセイで書いた内容を、これまでにも小さな子どもを持つお母さん方に案内したことがあります。ここでお伝えしたいことは、赤ちゃんが泣きやまなくて困るときは、「どうしてこんなに泣いているのかな? 」など、自分の内側に問いかけてみることです。
この手法にまだ慣れないうちは、ただ問いかけるだけでも良いと思います。すぐに答えはわからなくてもいいのです。ふとしたときに浮かんでくることが、ヒントや答えになっていることがあります。
このときに大切なポイントは、これはこうだから、と決めつけたり、理論的に考えすぎたりしないことです。大切な答えというのは、自分の内側から静かな波長で、やってくるものですから。
さて、今日のエッセイはいかがでしたか? 参考になることがありましたら幸いです。
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